JIM Report
米国における心肺蘇生トレーニングの経験―Basic Life Support修得のためのHealthcare Providerプログラム
加藤 博之
1
1佐賀医科大学救急医学
pp.448-451
発行日 2001年5月15日
Published Date 2001/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903259
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心血管疾患による死亡が毎年90万人におよぶ米国では,米国心臓協会(American Heart Association:AHA)が心肺蘇生術(cardiopulmonary resuscitation:CPR)についての教育普及活動を全国的に展開している,米国の医学教育はEvidence-Based Medicine (EBM)に基づく実践的なものであることが知られているが,CPRの教育についても例外ではない.AHAは標準的な心肺蘇生法を広く公開しており,かつこれは最新の研究成果に基づいて数年ごとに改訂されている1).
今回,筆者は米国において,一次救命処置であるBasic Life Support(BLS)のトレーニングコースを受講する機会を得たので,その内容について報告する.
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