レジデントCase Conference
他医にて肺炎の治療中,気分不良と夜間睡眠障害のため来院した47歳の男性
大滝 美浩
1
,
日高 輝夫
1
,
土原 一真
1
,
服部 貴行
1
,
喜舎場 朝雄
1
,
徳田 安春
1
,
雨田 立憲
1
,
宮城 征四郎
1
1沖縄県立中部病院内科
pp.80-84
発行日 2000年1月15日
Published Date 2000/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902909
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◆肺炎のマネジメントでは,臨床的重症度および合併症を評価し,患者背景・危険因子まで含めた病歴,身体所晃,X線所見上の特徴をとらえたうえで適切な鑑別診断をあげ,それに応じた治療を迅速に開始することが重要である.鑑別診断では定型的細菌性肺炎か非定型肺炎かの判別は非常に大切であり,詳細な病歴,身体所見上の特徴を大事に検討したい.症例によっては非感染性の急性肺傷害の可能性も考慮して,気管支肺胞洗浄や胸部CTによる評価の必要性も検討するべきである.
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