漢方診療室
腰痛を訴える骨粗鬆症の56歳,男性
三潴 忠道
1
1飯塚病院漢方診療科
pp.177-178
発行日 1996年2月15日
Published Date 1996/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901757
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Case
患者:56歳,男性(骨粗鬆症).
主訴:腰痛.
現病歴:8年前に寝汗,発熱,疲労感などが出現し,某大学病院内科で非特異性脂肪織炎(Weber-Christian病)と診断された.プレドニゾロン(PSL)50mg/日から開始し一時緩解,廃薬したこともあるが再燃し,自己判断を交えつつ服用を継続していた.5カ月前に腰痛が出現し再入院したところ,骨粗鬆症と腰椎の圧迫骨折および原疾患の増悪と診断された.PSLの増量などの治療も受けたが再度骨折し,身長が10cm以上も減少した.腰痛も消失しないため,当科を受診した.
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