日常診療に活かす臨床疫学・3
診断3 オッズと尤度比
新保 卓郎
1
1国立東京第二病院総合診療科
pp.263-265
発行日 1995年3月15日
Published Date 1995/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901461
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
尤度比も検査の特性や診断上の意味を表現する優れた指標である.
検査の特性を表現する指標として感度,特異度はよく知られている.もう1つの検査特性の表現として尤度比(ゆうどひ,1ikelihood ratio,LR)があり,感度,特異度にはない優れた特徴をもつ.Sackettらもむしろ尤度比を推している1).診断に関する文献にしばしば登場するので,よく理解しておく必要がある.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.