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特集 一般医が知っておきたい先端医療
感染症科領域
後天性免疫不全症候群の現況と対応
Acquired Immunodeficiency Syndrome
服部 俊夫
1
1京都大学ウイルス研究所
pp.910-913
発行日 1993年10月15日
Published Date 1993/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900980
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■後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome; AIDS)は,ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus; HIV)というヒトレトロウイルスを原因とする感染症である.
■感染者の数はわが国においても急増してきており,一般医療レベルで常に念頭に置いておかなければならない疾患となった.
■HIV感染者の診療においては,感染個体の免疫能をT4細胞数で,ウイルスの増殖能を血清中のp24抗原でモニターする必要がある.
■感染個体に遭遇した際には感染ルートを明らかにするとともに,2次感染を防ぐ手段を講ずる必要がある.
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