Japanese
English
特集 体腔液貯留の臨床―胸水,腹水,心のう液
診断と対応
胸水貯留をどのように診断し,対応するか
How to Diagnose and Treat for the Pleural Effusion
谷本 普一
1
1東京慈恵会医科大学第四内科
pp.309-311
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900796
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
■胸水貯留とは,滲出や濾出によって胸腔内に胸水がたまることである.臨床的には,聴打診や胸部X線検査によって胸水貯留の把握は容易であるが,原因疾患の確定が難しいことが胸水貯留の大きな特徴である.
■症状・所見は特異的なものは少ないが,原因疾患鑑別の重要なポイントになる.
■胸部X線写真は胸水貯留部位と胸水の量を判別できる.
■胸水の検査は不可欠であり,鑑別診断と確定診断に役立つ.
■診断のアプローチは症状・所見,X線検査,胸水検査,胸膜生検などひとつひとつの追求から成り立つ.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.