Japanese
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特集 皮膚症状から全身疾患を探る
発疹
結節,腫瘤
Nodule, Phyma
菅原 信
1
1警友総合病院皮膚科
pp.38-39
発行日 1993年1月15日
Published Date 1993/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900705
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■皮膚の隆起性充実性病変として丘疹,結節,腫瘤が挙げられる.これらはおおよそその大きさから分けられ,丘疹は径1cm以内,結節は径1~3cm,腫瘤は径3cm以上とされている.
■結節や腫瘤と全身疾患との関係は大別して以下の3型に分類することができよう.すなわち,①他臓器の病変と皮膚病変が同一の機序で起こる場合,②皮膚原発の疾患が他臓器に影響を及ぼす場合,③他臓器病変によって2次的に皮膚病変を生じる場合である.
■結節や腫瘤をみた場合,他臓器との関連性や悪性腫瘍の可能性を考え,皮膚科専門医を紹介すべきであろう.
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