Japanese
English
特集 頭痛外来 Headache Clinic
こどもの頭痛の診かた
Diagnostic Approach to Headache of Children
藤田 光江
1
Mitsue Fujita
1
1筑波学園病院小児科
pp.286-288
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900395
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・こどもの頭痛は年少なものほど訴えの把握が難しいが,適切な手順を踏めば正確な診断が可能である.
・はじめに,頭痛の発症様式すなわち急性,慢性進行性,反復性,慢性のいずれの様式で発症しているかを把握する.
・急性または慢性進行性の場合,できる限り速やかに診断し,必要に応じて脳神経外科,眼科,耳鼻咽喉科,歯科にコンサルテーションする.
・反復性頭痛および慢性頭痛のなかには,心理的要因の関与が大きい頭痛が含まれ注意を要する.
・反復性または慢性頭痛においては,いくつかの頭痛の病型が合併していることもある.また,診断がつかない場合もあり,フォローアップが必要である.
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