パソコンを診療に活用しよう・6
パソコン医療事務システム(その1)
吉本 正博
1
Masahiro Yoshimoto
1
1吉本医院
pp.616-617
発行日 1991年9月15日
Published Date 1991/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900198
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パソコン医療事務システムが登場した
第23回日本医学会総会展示会場の,日本電気と日本IBM,日立のブースにパソコンをベースとした医療事務システム(レセプト発行を主目的としているため,レセプト・コンピュータと呼ばれている.以下レセコン)が展示されていた(日本IBMと日立のレセコンはOSとしてOS/2を採用している).従来のレセコンはオフィス・コンピュータ(以下オフコン)をベースとしていた.どちらが良いかという論争は,ワープロ専用機が良いか,ワープロ・ソフトを使うのが良いかという論争とよく似ている.パソコン・ベースのレセコンは,他のアプリケーション・ソフトを利用できるため,ワープロ,血液検査データの管理等にパソコンを利用したいと考えている医療機関にとっては,二重投資というむだを回避することができるかもしれない(表1).
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