みるトレ
Case 8
松村 正巳
1
1金沢大学医学教育研究センター リウマチ・膠原病内科
pp.609-610
発行日 2012年8月15日
Published Date 2012/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102576
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Case 8
患者:52歳,男性.
主訴:右足関節痛,両下肢の発疹.
病歴:10日前に咽頭痛を認め,5日前には茶褐色の尿に気づいた.2日前から右足関節が痛くなり,両下肢に発疹が出現したため来院した.腹痛,足のしびれ感はない.
身体所見:膝から下に触知可能な2~3mmの紫斑を多数認める(図1).圧痛,かゆみはない.右足関節に熱感と軽度の腫脹を認める.四肢に感覚低下はない.
血液検査:WBC 7,300/μl,Hb 11.4g/dl,Plt 39.9×104/μl,AST 20IU/l,ALT 9IU/l,LDH 339IU/l,CK 106IU/l,UN 16mg/dl,Cr 1.13mg/dl,Na 140mEq/l,K 4.1mEq/l,Cl 106mEq/l,CRP 1.9mg/dl.
検尿:尿蛋白2+,潜血3+,沈渣で赤血球>100/HPF.
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