特集 Prediction rule―診療に役立つ臨床予測ルール
【各論】
上気道炎のPrediction rule
川島 篤志
1
1市立福知山市民病院総合内科
キーワード:
咽頭痛
,
溶連菌感染症
,
Centor's criteria
Keyword:
咽頭痛
,
溶連菌感染症
,
Centor's criteria
pp.429-431
発行日 2012年6月15日
Published Date 2012/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102513
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「かぜぐらい診れる」という表現は,よっぽどの名医か,臨床のことを知らない医師の表現のどちらかである.それほど,上気道炎は奥が深い疾患である.
Prediction ruleは,症状・徴候や検査によって点数化し,患者を層別化することにより,何らかの判断を行うものである.Prediction ruleを上気道炎であてはめた場合に,何をもって,“よいoutcome”につなげるのか大変難しい問題である.本稿では,一般的な上気道炎に対するPrediction ruleとその現実について述べてみたい.
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