JIM Report
第3回 近畿家庭医療学後期研修医ポートフォリオ発表会 in 京都の報告
朝倉 健太郎
1
,
中村 琢弥
2,3
1健生会 大福診療所
2京都家庭医療学センター
3公益社団法人 京都保健会 たんご協立診療所
pp.850-852
発行日 2011年10月15日
Published Date 2011/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102321
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去る2011年2月5日,第3回近畿家庭医療学後期研修医ポートフォリオ発表会in京都が開催され,日本プライマリ・ケア連合学会(以下,学会)の認定する家庭医療専門医後期研修プログラム(以下,認定プログラム)で研修中の後期研修医15名と指導医約20名が日常の学びを発表しあいました.溢れんばかりの熱気と熱い議論のなか,あっという間に3時間半が経過しました.
現在,全国には127の認定プログラムがあり(2010年11月25日),近畿は14のプログラムが認定を受けています.家庭医療専門医を目指すにはこの認定プログラムでの3年間の研修が必要となります.認定プログラムの特徴の一つとして,「アウトカム基盤型研修」があげられますが,これは研修修了時の研修医の到達すべきゴールを重視して研修を組み立てる方法を指します.身につけるべき能力(アウトカム)はいくつかの範疇に分類されており,研修医や指導医たちはそれぞれのアウトカムを一つずつ達成していきます.研修の過程では形成的評価を行いながら求められる医師像により近づけるよう目指します.
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