特集 病院総合医 免許皆伝
病院総合医の存在価値が発揮される時!―私の経験から
認知症患者に内科的問題が生じた際の入院対応
木村 琢磨
1
1国立病院機構東埼玉病院総合診療科
pp.653-654
発行日 2011年8月15日
Published Date 2011/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102262
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認知症患者には介護・福祉が重要だが,身体合併症が生じた場合,誰が主治医機能を担うかが不明確となりやすく,とりわけ入院となれば,担当科を巡って診療科間で軋轢が生ずることもまれではない1).病院総合医が役割を発揮する場面の一つに,多臓器や複数の臨床問題を抱える患者のマネジメントがある.その点,認知症患者に身体合併症,とくに内科的問題が生じた際の入院対応は,病院総合医が主治医機能を果たすべきである.本稿ではそのポイントについて述べる.
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