特集 腹痛診療の達人になる
【総論】
腹痛診療―オーバービュー
釋 文雄
1
1名古屋大学医学部附属病院総合診療科
キーワード:
急性・慢性の鑑別
,
外科的治療の必要性
,
痛みの部位・内容
,
食事習慣
,
生活習慣
,
社会的・環境的・心理的要因
,
悪性疾患の除外
,
詳しい説明
Keyword:
急性・慢性の鑑別
,
外科的治療の必要性
,
痛みの部位・内容
,
食事習慣
,
生活習慣
,
社会的・環境的・心理的要因
,
悪性疾患の除外
,
詳しい説明
pp.162-166
発行日 2010年3月15日
Published Date 2010/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101865
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腹痛は健康で他に問題のない大人でも半数に認められ,これが思春期の若者になると75%にも認められる症状である1,2).腹痛は多くの場合,過敏性腸症候群に由来し生じるが,臨床場面で腹痛の訴えがある患者を診察する場合,経過観察あるいは対症的な治療でよいのか,またはそれが重篤な疾患から由来し,急を要するものかを評価し判断する必要がある.そして,急を要する疾患である場合,早急な診断が必要な場合には救急医療のできる施設へ診察を早急に依頼することが必要である.
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