特集 足を診る
足を診る
仲田 和正
1
Kazumasa Nakada
1
1西伊豆病院整形外科
キーワード:
足
,
バイオメカニズム
,
解剖
,
疾患
Keyword:
足
,
バイオメカニズム
,
解剖
,
疾患
pp.920-926
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101052
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足のバイオメカニズム
足は大変複雑であるが,メカニズムがわかるととてもおもしろく,犬や猫をみても,頭をなでるよりも足が気になるものである.
図1は,かつて筆者が愛読していたFOCUS誌に載っていた,プロテニスプレイヤーのモニカ・セレシュが内反捻挫した瞬間の写真である.足関節が底屈位で内反(内がえし)しているのがわかる.捻挫は大方この位置で起こりやすい.この理由は,外果(外くるぶし)が内果(内くるぶし)よりも下にあるためである.自分の足に触れて,これを確認していただきたい.
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