What's your diagnosis?6
浮腫の精査中に意識障害を生じた72歳女性
石丸 裕康
1
,
東 光久
1
,
八田 和大
1
,
郡 義明
1
1天理よろづ相談所病院総合内科
pp.493-495
発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100625
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病 歴
下腿浮腫を訴えた72歳の女性.
22年前に,原因不明の腸閉塞にて小腸切除術を2回施行されている.2年前に顔面・下腿浮腫にて当科初診.血尿・蛋白尿から腎生検にてIgA腎症と診断された.1年前に全身性浮腫をきたし,短腸症候群による吸収不良症候群と診断され,経腸栄養にて軽快.前回退院後は浮腫もなく経過良好であった.2001年3月頃より,夕方に増強する両下腿浮腫あり.4月上旬,湿性咳嗽,微熱など上気道症状あり,自然軽快.4月10日頃より急速に全身性浮腫が出現し,乏尿,歩行困難となったため4月17日緊急入院.関節痛・呼吸困難・発熱などは認めず.
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