特集 失神診療をきわめる
知っておきたい対処法
③心臓ペーシング
酒井 毅
1
,
櫻田 春水
1
1東京都立広尾病院循環器科
キーワード:
ペースメーカコード
,
洞不全症候群
,
房室ブロック
,
神経調節性失神
,
rate drop response
Keyword:
ペースメーカコード
,
洞不全症候群
,
房室ブロック
,
神経調節性失神
,
rate drop response
pp.325-327
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100322
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失神をきたし,その治療に心臓ペーシングが適応となる病態は,徐脈性不整脈(洞不全症候群,房室ブロック),神経調節性失神の心抑制型などである.心臓ペーシングには,体外式ペースメーカを用いた一時的ペーシングとペースメーカを植え込んで行う恒久的ペーシングの2つがある.通常は,最初から恒久的ペースメーカの植え込みが行われることが多いが,緊急を要する場合,原因が可逆的で恒久的ペーシングが必要でない場合には,一時的ペースメーカが用いられる.
本稿では,心臓ペーシングが適応となる病態とペーシングモード(ペースメーカコード,J1)について概説する.
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