Correspondence
とくに緊急を要する眼科疾患について
藤原 靖士
1
,
近藤 義之
2
1奈良市立月ヶ瀬診療所
2近藤眼科台町クリニック
pp.411
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100103
- 有料閲覧
- 文献概要
『JIM』15巻1号(p42)に掲載された近藤義之先生による論文「診療所で診る眼科的緊急疾患」を拝読しました.眼科ではない診療所であっても,過疎地などのため眼科へのアクセスが困難な場合には,眼科疾患での救急受診は時々みられます.時間外・休日にどの程度の緊急性で対応すべきかを理解することはたいへん重要です.
私自身は,とくに緊急を要する眼科疾患,夜間や時間外に眼科の先生を叩き起こしてでも相談・患者紹介を要する(つまり翌朝まで待てない)疾患として,下記の4疾患あるいはその疑いの場合と理解していました.①急性閉塞隅角緑内障,②眼球破裂などの重症眼外傷,③化学熱傷(とくにアルカリ),④網膜中心動脈閉塞症.
事実,約10年の過疎地での診療所勤務において,上記4 疾患はそれぞれ少なくとも1 例以上,時間外に受診されて,後方病院眼科に連絡・搬送した経験があります.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.