学会印象記
第2回沖縄フォーラム印象記
西村 泰司
1
1日本医科大学泌尿器科学教室
pp.544-545
発行日 1990年6月20日
Published Date 1990/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904643
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第1回沖縄フォーラムは1986年に開催されたが,その時の参加者からの要望もあって第2回沖縄フォーラムは本年1月19日(金)から21日(日)までの3日間,那覇市首里にある沖縄グランドキャッスルで開催された.本フォーラムの目的は,本邦の若手研究者と海外の一流の泌尿器科医とが自由かつ活発に討論することにあると本フォーラム会長琉球大学泌尿器科大澤教授から承っている.
会は19日午後3時より始まり,当地からは西銘沖縄県知事,東江(あがりえ)琉球大学学長の挨拶を受けた.知事は日本語で話されたが,東江学長は英語で話されたのみならず,姿勢よく顔をあげて正面を向かれていた時間が長く,さすが沖縄という国際的な地にある大学の学長らしいと思った.最近自分が英語で発表する時感ずることであるが,少しだけでも正面を向くことはたやすいことではない.昨年11月京都で開催された第7回世界EE会議でもそうであったが,今回のフォーラムにおいても日本人発表者のほとんどは四六時中下を向いて原稿をみながら発表しており,国際化する現在において改めるべき点であろう.
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