病院めぐり
岸和田徳洲会病院泌尿器科
山田 龍一
pp.1063
発行日 2001年10月20日
Published Date 2001/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904547
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「城とだんじりの町」として知られる岸和田市は17世紀初めから岡部氏の城下町として発達し,明治以降は紡織工業都市として発展してきました。大正11年には大阪市,堺市についで大阪府下3番目の市として市制が施行され,現在に至っています。人口は約20万人で,毎年9月に行われるだんじり祭のときはおよそ50万人の観光客が集まります。
さて岸和田徳洲会病院は岸和田市の北端に位置し,南海電鉄「忠岡駅」より徒歩5分のところにあります。特定医療法人徳洲会の3番目の病院として昭和52年4月に開設されました。当初は診療科目10科でスタート,徐々に規模を拡大し現在は診療科目22科,病床数322床,1日外来患者数約900人の総合病院となって,地域の基幹病院としての機能を果たしています。平成10年には厚生省(当時)の研修指定病院に指定され,毎年10人前後の研修医を迎えております。また当病院の特徴として救急医療が非常に充実していることが挙げられます。年間およそ6,000件の救急搬送があり,なかには嵌頓包茎,精索捻転といった泌尿器科の緊急手術を要する疾患も年10例程度あります。
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