Japanese
English
手術手技 到達法・3
副腎への到達法
Surgical Approach to the Adrenal Glands
柳谷 仁志
1
,
工藤 達也
1
,
東野 一郎
1
,
高島 徹
1
,
柳沢 健
1
,
鈴木 唯司
1
Hitoshi Yanagiya
1
,
Tatsuya Kudoh
1
,
Ichiro Higashino
1
,
Toru Takashima
1
,
Takeshi Yanagisawa
1
,
Tadashi Suzuki
1
1引前大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Hirosaki University, School of Medicine
キーワード:
副腎手術
Keyword:
副腎手術
pp.197-203
発行日 1991年3月20日
Published Date 1991/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904348
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副腎への到達法は,後腹膜式,経腹膜式,経胸式の3つの大別され,疾患の種題,病変の大きさなどを考慮して選択する,経腹膜式到達法は病変が両側性の場合および術中両側副腎の検索が必要な場合に主に用い,両側褐色細胞腫がよい適応となる.経胸式到達法は開腹を併用することで最も良好な視野が得られるため,巨大な副腎腫瘍の手術には最適である.後腹膜式到達法には,経腰的方法と経背面的方法があるが,手術侵襲が少なく,経腰的方法では視野も比較的良好である.副腎腫瘍の多くは良好で片側性であり,あまり大きくないこと,および画像診断の進歩により術前に局在診断がなされていることより,後腹膜式到達法を選択することが多い.ここでは経腰的後腹膜式到達法の術式を詳述し,経腹膜式および経胸式についてふれる.
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