教室だより
奈良県立医科大学泌尿器科学教室
三馬 省二
pp.925
発行日 1990年10月20日
Published Date 1990/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904344
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奈良県立医大のある橿原(かしはら)市は,奈良市より約20km南方にあり,周囲を高松塚で有名な明日香の里,長谷寺・室生寺,法隆寺や薬師寺などがある斑鳩の里などに囲まれております.大学は畝傍(うねび)山,耳成(みみなし)山,天の香久山のいわゆる大和三山の中点に建ち,すぐ側に橿原神宮,日本最古の都藤原京があり,抜群の環境の中で仕事をしております.教室の歴史は1956(昭和21)年3月の故石川昌義教授の着任に始まり,1963年の皮膚科との分離独立を経て岡島英五郎教授に引き継がれ現在に至っております.現在の在籍医局員数は今年の新入者を加え80名を越え,常勤派遣関連施設は奈良県下の主要12病院を初め,大阪府,三重県下に計20施設を持ち,それぞれの施設で精鋭が活躍しております.現在の大学のスタッフは岡島教授,平尾助教授以下講師3名,助手5名,研修医5名,大学院生1名の計16名ですが,このうち国内外に3名が留学しており,また,関連病院の充実拡張も急務で,大学のスタッフが慢性的に不足しているのが悩みです.
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