増刊号特集 泌尿器科手術における合併症管理のすべて
Ⅰ.術前ハイリスク症例の管理
尿路系疾患—腎不全を中心に
冨田 善彦
1
,
斉藤 和英
1
,
高橋 公太
1
Yoshihiko Tomita
1
1新潟大学医学部泌尿器科
pp.31-33
発行日 2001年3月30日
Published Date 2001/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903179
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1 はじめに
腎機能障害を有する患者は,その程度により健常人と同じ日常生活が営める場合から血液浄化療法を受けている患者まで幅があり,周術期の管理も,一般の患者と同様に術前管理が可能な場合から特別な対応を必要とする場合がある。本稿では,腎障害の程度の判定と周術期の対応,慢性透析患者の周術期の対応,急性腎不全患者の周術期の対応の順で述べたい。
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