増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている
Ⅴ.外来診療のポイント
一般泌尿器科外来でのED診療
矢島 通孝
1
,
岩本 晃明
1
Michitaka Yajima
1
1聖マリアンナ医科大学泌尿器科
pp.217-224
発行日 2000年3月30日
Published Date 2000/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902927
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1 はじめに
従来筆者らの施設では,図1に示すような手順で勃起障害(erectile dysfunction:ED)の原因を検索し,その原因に応じた治療を行うように努めてきた1,2)。しかし,クエン酸シルデナフィル(バイアグラ®)をはじめとするED治療薬の開発により,あるいは医療経済的な面より,EDの診療体系が大きく変化する兆しがみえてきた。また,いわゆる性機能障害の専門医以外の泌尿器科医,あるいは実地医家を受診するED患者が,今後著しく増加することは明らかである.
以上のような点を考慮しつつ,一般の泌尿器科外来におけるED診療のポイントについて述べる。
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