Japanese
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セミナー 臨床医のための生物統計学抄説・5
臨床試験:ランダム化とIntent to Treat
Short Introduction of Biostatistics for Physicians:Clinical Trials:Randomization and Intent to Treat
樋之津 史郎
1
,
大橋 靖雄
2
Shiro Hinotsu
1
,
Yasuo Ohashi
2
1東京大学医学部薬剤疫学教室
2東京大学医学部健康科学科疫学・生物統計学教室
1Pharmacoepidemiology, Fuculty of Medicine,University of Tokyo
2Department of Epidemiology and Biostatistics, School of Health Science and Nursing, Faculty of Medicine, University of Tokyo
キーワード:
GCP
,
ランダム割付け
,
Intent to treat
Keyword:
GCP
,
ランダム割付け
,
Intent to treat
pp.113-117
発行日 1997年2月20日
Published Date 1997/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901978
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はじめに
1997年は,日本の様々な領域で変革の年になると思われるが,臨床試験の分野においては「医薬品の臨床試験の実施に関する基準(GCP)」の改定が大きな話題であろう。GCP(Good ClinicalPractice)の存在そのものをご存じない方もおられるかと思う。現行のGCPは,厚生省薬務局審査第一課監修の小冊子1)をご参照頂きたい。この中にはヘルシンキ宣言の英文と和訳も記載されており,ご一読をすすめる。また,医薬品の臨床試験に関する基準(GCP)改定素案はインターネットで厚生省のホームページに公開(http://www.mhw.go.jp/houdou/0812/list.html)されている。
ここに記載されている一覧の中に,NO 1からNO 7に分けて参照可能になっている。治験に携わっている方なら,今回のGCPの内容の改定について知る必要があるが,GCPの扱いについて変更されることもポイントである。具体的には,現行の GCP は厚生省の局長通知であるが,改定GCPは薬事法の改正として扱われる。
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