増刊号特集 泌尿器科病棟マニュアル—ベッドサイドの検査と処置・私はこうしている
ベッドサイド処理の実際
尿管ステント逆行性留置・抜去のテクニック
羽間 稔
1
1淀川キリスト教病院泌尿器科
pp.86-89
発行日 1995年3月30日
Published Date 1995/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901440
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尿管ステントは種々の尿流障害をきたす疾患に対して腎臓から膀胱までの尿流を確保するために19世紀から使われてきた。しかしステントが目的の位置から移動するmigrationと有機物や結晶成分が付着して閉塞するencrustationという大きな問題を抱えていた。1970年代後半になってステントの腎盂側と膀胱側をJあるいはピッグテイル型にしたダブルJ(ダブルピッグテイル)ステントが開発され,ステントの固定という点で大きな進歩がみられた。
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