病院めぐり
北里研究所病院泌尿器科
門脇 和臣
pp.887
発行日 1993年10月20日
Published Date 1993/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901058
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北里研究所は,大正3年わが国ではじめての私立医学研究所として現在地(東京都港区白金)に創立されました。現在,愛知県犬山市の博物館明治村に北里医学館として保存されている本館は,創立時から昭和54年まで利用され,長らくここ白金キャンパスのシンボルとして親しまれていたものです。
当院は.研究所に先だって明治26年に設立された結核サナトリウム(土筆丘養生園)を前身としており.今年ちょうど創立100周年を迎えました。サナトリウムは,その後北里研究所病院と改称され,もっぱら結核病院として研究・治療にあたっていたそうですが,結核患者の減少から昭和48年総合病院に移行しました。現在の病院は,14診療科.ベット300床を有し,ガンと肝臓病をはじめとする成人病の研究・診療を重点テーマとしています。また,付属施設として東洋医学総合研究所,肝臓病センター,バイオメディカルラボ(動物実験センター)があり,漢方・鍼灸治療がさかんなことも当病院の大きな特色となっています。
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