Japanese
English
手術手技 腹腔鏡手術・5
腹腔鏡下リンパ節切除
Laparoscopic Pelvic Lymphadenectomy
田島 惇
1
,
植木 哲雄
,
森山 信男
,
北村 唯一
Atsushi Tajima
1
1東京大学医学部附属病院分院泌尿器科
1Department of Urology, Branch Hospital, Faculty of Medicine, The University of Tokyo
キーワード:
腹腔鏡手術
,
リンパ節
,
内視鏡手術
Keyword:
腹腔鏡手術
,
リンパ節
,
内視鏡手術
pp.377-383
発行日 1992年5月20日
Published Date 1992/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900584
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前立腺癌のステージを判定するための腹腔鏡下手術による閉鎖リンパ節切除1,2)は,その急速な普及と共に有用性が広く認められつつある3)。前立腺癌においては,そのステージにより基本的に治療法が大きくことなるにももかかわらず,骨盤内リンパ節の転移の有無の術前の正確な評価について,従来開放性リンパ節生検の他,有力な手段が存在しなかったからである.このことが適応と限界について議論の多い他の泌尿器科領域の腹腔鏡下手術との大きな相違点である.筆者らは1991年7月から,前立腺癌ステージ診断のための腹腔鏡下閉鎖節リンパ節切除を十数例に行ってきた.今回その経験に基づき,筆者らの手技を以下に具体的に説明する.
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