特集 キャッチアップ精巣腫瘍―今,知っておくべき進歩
〈オーバービュー〉
精巣腫瘍の画像診断の進歩―超音波検査を中心に
丸上 永晃
1
1奈良県立医科大学附属病院 総合画像診断センター
キーワード:
精巣癌
,
超音波検査
,
高周波プローブ
,
低流速血流表示法
Keyword:
精巣癌
,
超音波検査
,
高周波プローブ
,
低流速血流表示法
pp.440-445
発行日 2024年6月20日
Published Date 2024/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413208151
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
▶ポイント
・精巣腫瘍の初期診療における画像診断の第一選択は超音波であり,MRIは超音波で診断が困難であった場合の補足的な役割を果たす.
・高周波プローブや低流速血流表示法を用いると,精巣の超音波画像は劇的に向上しうる.
・最新のCT装置では被ばく低減技術が向上しているものの,若年者に多い精巣癌診療では検査に伴う被ばくに関してより慎重でなくてはならない.
・半導体PET/CTは空間分解能の向上が得られ,今後の精巣癌診療にも寄与しうる可能性がある.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.