増刊号特集 薬の使い方がすぐわかる 泌尿器科処方ガイド
1.尿路・性器の感染症《性感染症》
非クラミジア性非淋菌性尿道炎
濵砂 良一
1
1国家公務員共済組合連合会新小倉病院 泌尿器科
pp.39-41
発行日 2024年4月5日
Published Date 2024/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413208047
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処方のポイント
●Mycoplasma genitaliumの薬剤耐性は進行している.
●わが国のマクロライド系抗菌薬の耐性率は70%を超える.
●ドキシサイクリン,ミノサイクリン単剤の有効率は45〜60%程度である.
●ニューキノロン系抗菌薬では,シタフロキサシンやモキシフロキサシン(保険適用外)の効果が高い.
●米国疾病予防管理センター(CDC)ではドキシサイクリンとモキシフロキサシン(保険適用外)のsequential therapyが推奨されており,わが国ではドキシサイクリンとシタフロキサシンの組み合わせとなる.
●トリコモナス尿道炎には,メトロニダゾールまたはチニダゾールを用いる.
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