特集 即,実践! 小児の下部尿路機能障害の診療
小児の過活動膀胱の診断と治療
水野 健太郎
1
,
西尾 英紀
1
,
林 祐太郎
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科小児泌尿器科学分野
キーワード:
小児
,
過活動膀胱
,
頻尿
Keyword:
小児
,
過活動膀胱
,
頻尿
pp.964-972
発行日 2023年11月20日
Published Date 2023/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207954
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▶ポイント
・小児の過活動膀胱では,尿意切迫感や頻尿を呈する.切迫性尿失禁を伴うことも伴わないこともある.
・それらの症状の原因が下部尿路の器質的疾患の場合があるので,問診や身体診察,排尿観察や画像診断で見逃さないよう心掛ける.
・過活動膀胱と診断したら,一次治療として排尿・排便日誌を用いた行動療法を開始する.それが無効な場合に二次治療を考慮する.
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