Japanese
English
セミナー 下部尿路症状(LUTS)診療の最前線 1
過活動膀胱の概念
The concept of overactive bladder
柿崎 秀宏
1
,
沼田 篤
1
,
加藤 祐司
1
,
北原 克教
1
,
奥山 光彦
1
,
佐賀 祐司
1
Hidehiro Kakizaki
1
,
Atsushi Numata
1
,
Yuji Kato
1
,
Katsuyuki Kitahara
1
,
Mitsuhiko Okuyama
1
,
Yuji Saga
1
1旭川医科大学泌尿器科
キーワード:
過活動膀胱
,
尿意切迫感
,
ガイドライン
Keyword:
過活動膀胱
,
尿意切迫感
,
ガイドライン
pp.645-650
発行日 2006年8月20日
Published Date 2006/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100717
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要約 : 過活動膀胱は尿意切迫感を主体とする蓄尿症状により診断される症状症候群であり,ウロダイナミクスにより証明される排尿筋過活動の存在を示唆するが,他の尿道―膀胱機能障害に起因する場合も少なくない。過活動膀胱の診断においては適切な初期評価により,過活動膀胱と同様の症状を呈する他疾患を的確に鑑別・除外することが重要である。過活動膀胱の診療ガイドラインにより,過活動膀胱の的確な診断と治療が普及することが期待される。
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