特集 最新版! 筋層浸潤性膀胱癌の診断と治療―アンメットニーズはどこまで埋まったか
〈診断〉
膀胱癌の画像診断の進歩―VI-RADSの概要と今後の展望
有田 祐起
1
,
鳴海 善文
2
,
上田 亮
3
,
大家 基嗣
4
,
陣崎 雅弘
1
1慶應義塾大学医学部放射線科学教室
2大阪府医師会保健医療センター
3慶應義塾大学病院放射線技師室
4慶應義塾大学医学部泌尿器科学
キーワード:
膀胱癌
,
深達度診断
,
磁気共鳴画像
Keyword:
膀胱癌
,
深達度診断
,
磁気共鳴画像
pp.218-225
発行日 2023年3月20日
Published Date 2023/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207757
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▶ポイント
・VI-RADS(vesical imaging-reporting and data system)は2018年に提唱された,膀胱癌における筋層浸潤の確率を評価する標準化レポーティングシステムである.
・VI-RADSは提唱から数年が経過し,有用性を証明する多くの検証論文が報告され,今後のさらなる普及が見込まれる.
・VI-RADSが従来のTURBT(transurethral resection of bladder tumor)を主体とした診療に組み込まれることで,より低侵襲で的確な筋層浸潤の有無の評価が行えるようになり,膀胱癌診療の質の向上につながることが期待される.
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