増刊号特集 専門性と多様性を両立させる! 泌尿器科外来ベストNAVI
●尿路・性器損傷と膀胱異物●
尿道外傷
新地 祐介
1
,
堀口 明男
1
1防衛医科大学校泌尿器科学講座
pp.247-251
発行日 2022年4月5日
Published Date 2022/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207528
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代表的主訴
●外尿道口からの出血.
●陰囊や会陰部の血腫.
●排尿困難,尿閉.
Point
◉外傷後急性期は尿道カテーテル留置や損傷部の外科的修復を避け,膀胱瘻を造設して尿のドレナージを図る.
◉外傷後3か月以上経過してから尿道を評価し,狭窄があれば尿道形成術を行う.
◉外傷性尿道狭窄症に対する内尿道切開,尿道ブジー,尿道ステント留置は成功率がきわめて低いだけでなく,狭窄を複雑化させるリスクがある.
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