増刊号特集 専門性と多様性を両立させる! 泌尿器科外来ベストNAVI
企画にあたって
専門性と多様性を両立させる! 泌尿器科外来ベストNAVI
大家 基嗣
1
1慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室
pp.7
発行日 2022年4月5日
Published Date 2022/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207473
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泌尿器科医は,感染症,排尿障害,結石,癌,内分泌疾患,生殖医療,ED(勃起機能不全),腎機能障害,外傷,先天性疾患など,幅広い疾患を扱い,またそれぞれに高い専門性が求められます.診断がついて紹介される場合もありますが,多くの場合は外来担当医が診断をつけ,薬物治療あるいは外科手術につなげます.対象の患者様は小児から高齢の方まで年齢,性別を問いません.専門性が高いうえに,多彩な分野・領域が存在することは,泌尿器科の大きな特徴です.
皆様の記憶に新しいと思いますが,2021年12月に開催させていただきました第109回日本泌尿器科学会総会のテーマが,「泌尿器科の世界観―比類なき専門性と多様性―」でした.今回の増刊号は泌尿器科外来に特化して,タイトルを「専門性と多様性を両立させる! 泌尿器科外来ベストNAVI」といたしました.泌尿器科の外来を行うことは,多様性の極みともいえる泌尿器科疾患に対して専門性を発揮して,きちんと対応することに他なりません.専門医を目指す先生方にとっては,初めて経験する疾患に遭遇することもあるでしょう.そのための準備として本増刊号に目を通し,不安を払拭していただきたく作成いたしました.
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