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特集 泌尿器腫瘍の機能温存手術―知っておくべき適応と限界
〈前立腺・生殖器〉
前立腺癌に対する密封小線源療法
Brachytherapy
阪中 啓吾
1
,
三木 健太
1
Keigo Sakanaka
1
,
Kenta Miki
1
1東京慈恵会医科大学泌尿器科学講座
キーワード:
密封小線源療法
,
下部尿路症状
,
LUTS
,
性機能障害
Keyword:
密封小線源療法
,
下部尿路症状
,
LUTS
,
性機能障害
pp.682-687
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207000
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▶ポイント
・限局性前立腺癌に対する治療法は,密封小線源療法を含め多岐にわたる.各治療法の癌制御率のみならず,術後のQOLについても十分に考慮する必要がある.
・密封小線源療法の下部尿路症状(LUTS)は,頻尿や尿意切迫感といった蓄尿症状が主体であり,尿失禁のみで前立腺全摘除術と比較をすることは賢明ではない.
・性機能温存に関するQOLを考慮する際は,射精障害,オルガズム障害の存在を再認識する必要があり,勃起障害のみでは不十分である.
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