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特集 いま話題の低活動膀胱―これを読めば丸わかり!
〈疾患各論〉
前立腺肥大症と低活動膀胱の併存
Pathogenesis, diagnosis and treatment for benign prostatic hyperplasia with underactive bladder
古田 昭
1
,
鈴木 康之
2
Akira Furuta
1
,
Yasuyuki Suzuki
2
1東京慈恵会医科大学泌尿器科
2東京都リハビリテーション病院泌尿器科
キーワード:
前立腺肥大症
,
低活動膀胱
,
治療
Keyword:
前立腺肥大症
,
低活動膀胱
,
治療
pp.170-173
発行日 2020年2月20日
Published Date 2020/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206815
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▶ポイント
・低活動膀胱の原因は特発性,神経原性,筋原性,血流性(虚血),医原性に分類できるが,なかでも前立腺肥大症,糖尿病,加齢が主な原因と考えられている.
・前立腺肥大症による下部尿路症状(主として排尿症状)が膀胱出口部閉塞によるものか,低活動膀胱によるものかを症状で診断することは難しく,現状では侵襲的検査である内圧尿流検査を用いて鑑別することができる.
・手術療法により,膀胱出口部閉塞のみならず,低活動膀胱による下部尿路症状の改善が期待できる.
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