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特集 前立腺肥大症の薬物療法─使い分けのポイント
〈関連疾患〉
低活動膀胱合併症例に対する治療ストラテジー
Treatment strategy for BPH complicated with underactive bladder
舟橋 康人
1
,
松川 宜久
1
,
後藤 百万
1
Yasuhito Funahashi
1
,
Yoshihisa Matsukawa
1
,
Momokazu Gotoh
1
1名古屋大学大学院医学系研究科・泌尿器科学
キーワード:
前立腺肥大症
,
低活動膀胱
Keyword:
前立腺肥大症
,
低活動膀胱
pp.434-438
発行日 2016年5月20日
Published Date 2016/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205713
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▶ポイント
・低活動膀胱を合併する前立腺肥大症においても,まずは下部尿路閉塞を解除することが重要であり,α1遮断薬を用いる.
・排尿筋の収縮力がある程度残存している症例では,排尿筋収縮力の増強を期待して,コリン作動薬を用いる.
・残尿が多く,機能的膀胱容量が少ないような症例では自排尿を断念し,膀胱拡張薬により蓄尿症状を抑えたうえで間欠自己導尿管理とすることもある.
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