増刊号特集 泌尿器内視鏡手術のすべて〈特別付録Web動画〉
副腎・腎・後腹膜の手術
単孔式腹腔鏡下腎摘除術(左・右)
桶川 隆嗣
1
,
板谷 直
1
1杏林大学医学部泌尿器科学教室
pp.63-69
発行日 2018年4月5日
Published Date 2018/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206231
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Point
●GelPOINTTMの4チャンネルのポートは1つが内視鏡用で,ほかの2チャンネルは左手に(可変彎曲型)把持鉗子,右手にフック付吸引管(EndopathTM),必要時には残り1チャンネルにスネークリトラクターを用い,コンバインド法またはパラレル法で行う.
●後腹膜的左腎摘術の場合は,左からの剝離操作と干渉しないためには可変彎曲型把持鉗子の屈曲部位が術野右から左となるような位置に置くことが重要である.後腹膜的右腎摘術の場合も,可変彎曲型把持鉗子の屈曲部位が術野右から左となるような位置に置き術野を確保しながら,操作のストレスを軽減する.
●腎上極周囲での操作においては左右の鉗子が手元で干渉するため,左右の鉗子をクロスさせることで両鉗子が接線の方向になることを防ぐ.
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