Japanese
English
特集 去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)─Key Questionsに答える
ドセタキセルの位置づけ
Optimal timing and duration of docetaxel treatment in patients with metastatic prostate cancer
松山 豪泰
1
Hideyasu Matsuyama
1
1山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学講座
キーワード:
ホルモン感受性前立腺癌
,
去勢抵抗性前立腺癌
,
ドセタキセル至適投与サイクル数
Keyword:
ホルモン感受性前立腺癌
,
去勢抵抗性前立腺癌
,
ドセタキセル至適投与サイクル数
pp.502-506
発行日 2017年6月20日
Published Date 2017/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206039
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Key Question
▶ ドセタキセルの使用タイミング,至適な治療サイクル数を教えてください.
Direct Answer
・新規アンドロゲンレセプター(AR)シグナル阻害薬,新規タキサン系抗がん剤,ラジウム製剤など多くのCRPC治療薬が認可された現時点でのドセタキセル使用のタイミングは,ホルモン療法長期奏効が期待できないハイリスク症例や骨転移high volume症例に対する早期使用と,新規ARシグナル阻害薬治療前後の二峰性があります.
・ドセタキセルの至適な治療サイクル数は,ホルモン感受性前立腺癌(HSPC)治療では臨床試験で有効性が示された6サイクルが推奨され(本邦では未承認),CRPCでは次のカバジタキセルへの移行時点での全身状態,骨髄機能を考慮し,10サイクル以内が望ましいでしょう.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.