増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見
[10]腫瘍
陰茎癌
月野 浩昌
1
,
武田 将司
1
,
賀本 敏行
1
1宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座泌尿器科学分野
pp.312-315
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205991
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ここがポイント
◉陰茎癌の診断・治療に関して,本邦では陰茎癌取扱い規約や診療ガイドラインは発刊されていないため,海外のEAUやNCCNのガイドラインを参考にする.
◉原発巣の深達度は,視診,触診,MRIで評価する.
◉鼠径リンパ節転移の診断は,触知可能な腫大リンパ節を認めた場合には,吸引細胞診で確定診断を行う.非触知の場合は,現在のところ有用な画像検査法がなく,ダイナミックセンチネルリンパ節生検が検査の選択肢の1つとして挙げられる.
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