増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見
[3]尿路・性器の損傷
膀胱損傷
八木橋 祐亮
1
1中国医薬大学附設医院
pp.137-139
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205939
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ここがポイント
◉全身状態が安定した膀胱破裂単独なら,泌尿器科医で治療方針を検討するが,高エネルギー外傷により他臓器損傷を伴う膀胱破裂は他科との連携が必須である.
◉膀胱外傷における画像検査の絶対的適応は骨盤骨折と同時に存在する肉眼的血尿である.
◉逆行性膀胱造影では350〜400mL程度の造影剤を注入し,膀胱を充満させた時点で撮影後,造影剤を排出させた時点での撮影も忘れずに行う.
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