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特集 小児泌尿器科内視鏡手術“最前線”—適応とコツ
Ⅳ.最新治療
小児に対する泌尿器科単孔式腹腔鏡手術
Laparoendoscopic single-site surgery in children with pediatric urological diseases
上仁 数義
1
,
小林 憲市
1
,
河内 明宏
1
,
内藤 泰行
2
Kazuyoshi Johnin
1
,
Kenichi Kobayashi
1
,
Akihiro Kawauchi
1
,
Yasuyuki Naitoh
2
1滋賀医科大学泌尿器科学講座
2京都府立医科大学泌尿器科学教室
キーワード:
小児泌尿器科疾患
,
単孔式腹腔鏡手術
Keyword:
小児泌尿器科疾患
,
単孔式腹腔鏡手術
pp.186-191
発行日 2015年2月20日
Published Date 2015/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205165
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要旨 腎盂尿管移行部狭窄症,精索静脈瘤,非触知停留精巣,異所性尿管,性分化疾患の5つの異なる小児泌尿器科疾患に対して,7つの異なる単孔式腹腔鏡手術(laparoendoscopic single-site surgery:LESS)を小児に施行した。LESSは,臍ポートに5mm軟性腹腔鏡,5mm屈曲鉗子,エナジーデバイスを挿入し,必要に応じて,アシスト用の2〜5mmのポートを追加した。全症例で術後経過は良好で,合併症は認めず,輸血を要した症例や,開放手術や腹腔鏡下手術への移行例はなかった。全症例で整容性はきわめて優れていた。LESSが開放手術,腹腔鏡下手術と成績が同等であれば,美容面でLESSが最も優れていると考えられた。
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