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講座 パソコンの臨床応用入門
Ⅱ.パソコンワープロの使い方
Introducing to Clinical Application of Personal Computers:Ⅱ. How to Use Word Processor on Personal Computer
中村 清吾
1
Seigo Nakamura
1
1聖路加国際病院外科
pp.113-118
発行日 1987年2月20日
Published Date 1987/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204425
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はじめに
前回に引き続き,今回は具体的なパソコン応用ということで,ワープロを取り上げることにする。
ワープロといえば,OA三種の神器(パソコン,ワープロ,ファクシミリ)のうちの一つであり,最近では専用機であつても,3万円前後のものから100万円以上のものまで,かなり品揃えが豊富になつている。何故そのような価格の差が生ずるかというと,一番のポイントは表示様式である。10万円以下のものは,液晶画面に1〜5行×40字程度の文字しか表示できず,長い文章の修正やレイアウトに苦労する。一方,20万円以上のクラスになると,テレビと同様のフルスクリーンとなり,文章の全貌を眺めながら打ちこんでいくことができる。また,二番目のポイントとして,補助記憶装置の種類と容量がある。10万円以下のものでは,本体そのものに,A4サイズで10ページ前後しか記憶できず,溢れた分はカセットテープに音声の形で記憶させるしかないが,この方法だと入出力に時間がかかり過ぎる。そこで10万円以上の機種では,フロッピーディスクというレコード盤のような記憶媒体の利用できる装置がついている。この機能が付加されると,1枚のディスクに数十ページの文章が記憶でき,文章の呼び出しも,数秒程度でできるため,文章の編集効率が格段にアップする。
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