Urological Letter
外来での小手術についての提言/ストレス尿失禁に対する新手術法
pp.470,489
発行日 1984年6月20日
Published Date 1984/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203821
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これから述べる筆者の提言が診療所の外来で行う泌尿器科的手術施行にいくらかでも役立てば幸いである。病院がDRG'sおよびそれに類するものからの規制がふえてきた状況下で,このことは確かに将来の波になるだろうと思われるので,今からこれらの変化に対して準備をしておかなければならない。
Ⅰ.尿道拡張(糸状ブジーの先行が必要な場合をも含めて),男女の尿道外口部のポリープ,膀胱頸部の偽ポリープおよび膀胱の1ないし5mmぐらいのポリープ様腫瘍の膀胱鏡的放電療法,小結石の除去などはAnestacon (2% Lidocaine)をゆるやかに膀胱内に注入し,ついで尿道内に2%キシロカイン15mlを追加注入。5ないし8分そのまま保持した後には手術が楽に行える。
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