Urological Letter
TUR後の晩期後出血の処置/腹水と見間違えられた拡張膀胱
pp.522,570
発行日 1982年6月20日
Published Date 1982/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203365
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患者にとつても泌尿器科医にとつても幸いなことにはTUR後の晩期後出血は100例のうち僅か2,3例にしか過ぎない。この晩期後出血はTUR後7日ないし10日から5週間目ぐらいまでの間でいつ起こるかわからない。
われわれは皆出血している患者が再び膀胱鏡室に運び込まれた経験を持つている。そこで,前立腺窩をくまなく調べてみても出血点が見出せないことがある。したがつて,切除中でも,切際後間もない出血の際にも行われるような過程が,切除後の痂皮形成期の出血時にも行われるものと仮定しても差しつかえはない。
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