小さな工夫
われわれの工夫したトラカールによるバルンカテーテル留置法
渡辺 哲男
1
,
近藤 元彦
1
1順天堂大学医学部泌尿器科学教室
pp.411
発行日 1980年5月20日
Published Date 1980/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202942
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尿道狭窄などによる尿閉で,導尿不能の例に膀胱瘻設置が行なわれる例は稀にある。この際,近年トラカールカテーテルが使用されているが,これの固定に問題がある。われわれとしてはこの際バルンカテーテルの使用が望ましい。それで以前の小さな工夫欄に発表されたバルンカテーテル留置法は,カテーテルの二つに分かれた部分の太い管を切断することで解決を試みていたが,そのまま留置できるような器械を完成したので発表する。
付図のごとく外筒を蝶番により縦に開閉できるようにしただけであるが,これを使用して大変効果的なため紹介する。
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