交見室
経尿道的前立腺切除術の輸液について,他
小柴 健
1
1北里大泌尿器科
pp.1126-1127
発行日 1977年12月20日
Published Date 1977/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202474
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本誌31巻10号掲載の藤田公生氏執筆の「経尿道的前立腺切除術の輸液」を興味深く読んだ。まず同氏が単身赴任された佐久総合病院で比較的短年月の間に600例を越えるTURを行ない,まつたく輸血も行なわず,好成績をあげられているご努力に心から敬意を表する。
TUR-Pは出血や灌流液吸収によるTUR反応などの問題があるため,術中の患者管理に十分な注意が必要である。しかし,TURの普及が未だ十分とはいえない現在,その管理に熟練した麻酔医の数は,わが国ではまだ極めて少ないと思う。
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