Urological Letter
インジゴカルミン(メチレンブルー)の効用/勃起不能の治療—人工支柱挿入法
pp.310,322
発行日 1972年4月20日
Published Date 1972/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201364
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a) TUR,会陰式あるいは恥骨後式手術および尿管切石術の場合:TURの際には開始予定の1時間前に1000mlの輸液中に2アンプルのインジゴカルミンを加えて静注する。この早期の水分投与で,TURの施行中に尿管から青色が噴出するのが見えることになる。このような方法で注射をしておくと,手術時に1アンプルのインジゴカルミンを静注する方法よりも,青の排泄が長続きする。この方法は,前立腺部尿道の短かい例で,中柵あるいは尿管口に近い膀胱腫瘍のTURの際に尿管口の識別が容易になる。また,以前に尿管膀胱再移植が行なわれた患者の手術の際には特に有効である。会陰式あるいは恥骨後式前立腺根治手術の際にも尿管口の識別に有効である。尿管切石術の実施中にもインジゴカルミンを使うと尿管の識別に役立つ。
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