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新薬治験
Premarinの使用経験—前立腺肥大症の手術に関連して
Clinical Use of Premarin
川倉 宏一
1
Koichi Kawakura
1
1市立小樽病院泌尿器科
1Department of Urology, Otaru City Hospital.
pp.463-464
発行日 1970年5月20日
Published Date 1970/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200929
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緒言
前立腺肥大症は泌尿器科領域における重要な疾患の一つであり,近年老令人口の増加と相まつて本邦においても次第に増加の傾向をみせている。従つて前立腺肥大症の手術症例の増加も著しく,最近では各泌尿器科クリニックにおいてroutineな手術として広く行なおれている。しかしながら,本症は老人疾患であることから手術には種々の問題を伴うことが多く,特に,術中後の出血に関してはしばしば悩まされる場合も多い。このたび,結合型エストロゲン製剤である新止血剤プレマリンを前立腺肥大症の手術に使用する機会を得たので報告する。
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